「肝っ玉かあさん」
NHK朝のテレビ小説「旅路」を書き終えたばかりの平岩さんは、そのヒロインだった長山藍子の演技力を高く評価、佐野浅夫と長谷川裕見子のサラリーマン家庭の娘役に抜てき、京塚が経営する大正庵の長男・山口崇に嫁ぐという大役をあてた。
「"商売ドラマ"を書く気はまるでなく、家庭的な日常茶飯事をつかまえ、気持のヒダを追って書いた」といいます。
石井さんは当時名前に数字をいれ込むのが好きで、京塚の役名は大正五三(いさ)子、山口崇は一(はじめ)、長女役の沢田雅美は三三(みみ)子、山口と長山の長女は九(ひさ)子と命名しました。